とある昼休みの出来事・・・
「う〜ん・・・・・・」
真帆「はーるかっ!」
「う〜〜ん・・・・・・・・・・」
真帆「ねえ、遥ってば!」
「う〜〜〜〜ん・・・・・・・・・・・・」
真帆「お返事の出来ない悪い子め〜! 没収〜!!」
「あっ! ちょっと返してよ!!」
真帆「いったい何やってたの?」
「宿題! 範囲間違えてやってきちゃったから、今急いでやってない所を埋めてるの!」
真帆「どじ〜」
「うるさいっ! それより、早くノート返してよ!!」
真帆「は〜い」
「それより真帆こそ何しに来たのよ? もうすぐ5時間目始まるじゃないの。早く自分の教室に戻ったら?」
真帆「大丈夫だもーん。じゃんっ!」
「・・・・・・教科書がどうかしたの?」
真帆「次の時間、化学室だから」
「・・・それで?」
真帆「だからちょっとくらい遅れたって大丈夫!」
「さっさと行け!」
真帆「な〜んでよ〜! 絶対大丈夫だから〜!」
「そういう問題じゃないでしょ! ほら、早く行った行った!」
真帆「わ、わ、押さないでー!」
「だったらさっさと行きなさいよ! あたしの邪魔しなくていいから!」
真帆「え〜ん・・・」
 
「ふう、やれやれ・・・」
夕未「どう、遥? 進んでる?」
「あ、夕未。う〜ん・・・あと3問」
夕未「もうすぐ鐘鳴っちゃうと思うんだけど・・・間に合う?」
「うそっ!?」
夕未「嘘じゃないってば。・・・あ、ほら。もう先生、そこまで来てるみたいよ?」
「ええ〜っ!? ゆ、夕未〜・・・お願いっ、ノート見せて!!」
夕未「無茶言わないでよ! あなたに貸したら、私はノートどうすればいいのよ?」
「後で何だって言うこと聞くから〜! お願いっ! 貸して〜!!」
夕未「だから無理だって。うっかり間違えた自分が悪いと思って、しっかり叱られなさい」
「そ、そんなぁ〜・・・!」
(うう〜・・・真帆が邪魔さえしなければ間に合ったかもしれないのに〜・・・!)

 

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